ピル処方について
ピル処方について

一般的には、エストロゲンとプロゲスチンという2種類の女性ホルモンを含む薬剤を指します。主に月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛などの治療に使用され、排卵を抑制するとともに子宮内膜の増殖を抑えることで、月経量を減らし、月経痛や月経に伴うさまざまな症状を軽減します。服用により月経周期が安定することも期待できます。
一方でエストロゲンを含まないピルも存在します。
それがジエノゲストなどを代表とする黄体ホルモン製剤です。
ジエノゲストは、黄体ホルモン(プロゲステロン)に似た作用をもつお薬です。主に子宮内膜症や子宮腺筋症に伴う痛みの改善、月経困難症の治療などに使用されます。
また緊急避妊薬(アフターピル)として使用されるレボノルゲストレルも黄体ホルモンに似た作用のある製剤になり、こちらは完全に避妊目的で使用する製剤になります。
そのほか、生理移動に使用する中等量ピルなどもあります。
以下の病名が付いた場合は保険内での使用が可能です。
上記疾患を指摘されたあるいは当クリニックの診察で診断された場合に保険での使用が可能になります。ただし、それ以外はすべて自費の扱いになります。
避妊目的や月経不順など上記2項目以外での使用を目的とした場合に選択されます。
当クリニックでは以下4種類を取り扱っております。
緊急避妊薬は、避妊をしなかった、コンドームが破れた・外れたなど、性行為後に妊娠の可能性がある場合に、妊娠を防ぐ目的で使用するお薬です。
緊急避妊薬は、性交後できるだけ早く服用することが大切です。
一般に性交後72時間以内の服用が推奨され、時間が経過するほど効果が低下する可能性があります。
※服用しても妊娠を完全に防げるわけではありません。
大事な予定と生理が重なりそうで回避したい場合に使用するピルになります。
生理予定日によって7日~14日ほど内服いただきます。
早めるか遅らせるかはそのときの状況によって変わるため必ず当クリニックにご相談ください。
※内服中は基本的に出血は起こらないとされていますが、内服途中に出血をきたす場合がございます。
処方や装着を安全かつ適切に行うために、以下のような診察や検査を実施しています。
これらをもとに、安全に処方できるかを判断します。
とくに超音波検査は保険適用かそうでないかを区別するのに重要な所見となります。
ピルの内服を検討されている患者様は当クリニックで必ず検査いただくようにご協力ください。
またピルの副作用として血栓症や肝障害などの臓器障害が挙げられます。開始前の血液検査は重要な所見となります。こちらも併せてお受けいただくようにご協力ください。
妊娠を防ぐことを目的に服用する自費のピルです。正しく服用すれば99%以上の避妊効果があり、非常に高い信頼性があります。また、副次的に月経痛やニキビの改善なども期待できます。
【自費ピル】ラベルフィーユ(トリキュラー)/ファボワール(マーベロン)
いずれも費用は1シート2530円(税込み)です。
初期には、頭痛・吐き気・不正出血などが見られることがありますが、多くは継続により改善します。
稀に、重篤な副作用として「静脈血栓塞栓症」があります。特に服用開始から3か月以内や、喫煙・肥満・年齢の高い方では注意が必要です。
兆候として、激しい頭痛、視力障害、言語障害、腹痛、足の腫れや痛みなどがあります。これらがあればすぐに医療機関を受診してください。
ご予約から処方までの流れ
アプリ「デジスマ」より**「自費ピル」**を選択し、問診票にご回答のうえご予約ください。
初診時
初診では、医師による問診・診察と血液検査を行います。
初診料 3,300円
血液検査料 5,500円
※健康診断などで最近の血液検査結果をお持ちの方は、受診時にご持参ください。検査結果の内容や実施時期によっては、当院での血液検査を省略できる場合があります。
診察後、問題がなければピルを処方します。
最大6か月分まで処方できます
当院では、診察時に**最長6か月分(6シート)**までまとめてお渡しすることが可能です。
ライフスタイルに合わせて、ご希望のシート数をお申し付けください。
定期的な血液検査について
低用量ピルを安心して継続していただくため、当院では原則として年1回の血液検査を行っています。
血液検査では、服用による影響や異常がないかを確認します。
血液検査料 5,500円/回
初診以降は、通常のピル処方時の診察料(3300円)はいただきません。
=料金参考例=
初診時
診察料 3,300円 + 血液検査料 5,500円 + ピル代
ピル代:2,530円/1シート
例:1シート処方の場合
合計 11,330円
再診時
ピル代(+血液検査5500円)
ピル代 2,530円/1シート
通常の診察料はかかりません。
年1回の血液検査実施時のみ、別途5,500円が必要です。
緊急避妊薬とは、避妊をしなかった、または避妊方法がうまくいかなかった際に、妊娠の成立を防ぐ目的で服用するお薬です。
排卵を抑える、または受精・着床を防ぐことで妊娠を回避します。
性交後できるだけ早く服用することで効果が高まります。(性交後72時間以内)
レボノルゲストレル(LNG):一般的に使用される緊急避妊薬で、プロゲステロンというホルモンの一種であるレボノルゲストレルを成分としています。性行為後72時間以内の服用で高い効果が期待できます。24時間以内の服用が理想的です。
費用は製剤代9900円(税込み)に加えて指導料3300円もいただいております。
頻繁な使用は避け、常用の避妊法と併用することが推奨されます。
性感染症の予防効果はありませんので、必要に応じてコンドームの併用も検討しましょう。
医師の診察・処方が必要となるケースが多いため、必要時は早めに受診することが重要です。
副作用としては、一時的な吐き気や頭痛、不正出血、乳房の張り、倦怠感などが報告されています。
多くの場合は数日でおさまりますが、症状が強い場合や長引く場合はご相談ください。
アフターピルの市販化について
2025年10月20日に厚生労働省は緊急避妊薬「ノルレボ」の市販化を正式に承認し2026年春より医師の処方なく薬局での購入が可能となりました。避妊で悩む女性にとっては選択肢が増え社会の流れとしてはいい方向へ向かっていますが一方で導入初年度のためさまざまな課題があるのも現実です。
レディースクリニックでの処方の意義としてはやはり医師へ相談による安全・安心の担保だと思います。
ご予約から処方までの流れ
アプリ「デジスマ」より**「緊急避妊薬希望」**を選択し、問診票にご回答のうえご予約ください。
費用については下記合計発生します。
指導料 3,300円
製剤料 9,900円
また診察当日は同意書確認の上、医師の目の前で製剤を内服していただきます。
また緊急避妊薬は100%の避妊を保証するものではありません。
生理が1か月以上来ない場合は速やかに当クリニックへご来院ください。

ミレーナは、ピルとは異なり子宮内に装着することで避妊効果や婦人科疾患の改善が期待できる器具です。「避妊リング」とも呼ばれ、レボノルゲストレルという黄体ホルモンを子宮内で継続的に放出します。
これにより、子宮内膜の増殖が抑えられ、受精卵の着床が防げるだけでなく、膣内の粘液の性状が変化して精子の通過も妨げられます。
局所的な作用のため全身への副作用が少ない点も大きな特徴です。
また最長5年は子宮内に置いた状態で維持が可能なためクリニックへの受診回数が減ったり、長期的にみればピルの費用より安くなります。

避妊効果は最長5年間持続します。
ピルと違って服用の手間がないため、継続的な使用が容易です。
月経困難症や過多月経の治療では保険適用となっています(避妊目的の場合は自費)。
※自費の場合は挿入手技に33000円と別途診察台として3300円発生します。
月経周期の乱れや不正出血、下腹部痛などが起こることがありますが、時間の経過とともに軽減することが多いです。
稀に骨盤内炎症性疾患(PID)や子宮穿孔、子宮外妊娠などの重大な副作用が報告されています。
当日いきなりミレーナを装着することはできません。
まずは子宮内感染症が無いかの検査が必要になります。とくにクラミジア感染症はミレーナの装着の際には見逃してはいけない項目です。
これらの検査で問題が無い方のみ使用が可能になります。
また月経開始7日以内が装着のタイミングとしては推奨されています。
7日以上経過してしますと脱出や挿入困難のリスクにつながります。
また子宮の状態によっては挿入ができない方もおられます。
挿入を検討している患者様はまずはご相談ください。
疾患があってお困りの患者様
マーベロン、トリキュラー、ラベルフィーユ、ファボワールを希望の方
避妊できなくて困っている方はご予約ください。
生理予定日を早めたい!遅らせたい!そんな方はご予約ください。
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